ホテルを予約する際、「クラブフロア」や「エグゼクティブフロア」の記載があり、「専用ラウンジ」を利用できるプランを見かけますが、謎に包まれていて実際どんな体験ができるかわからないし、普通に泊まるより高くなるからという理由で予約を避けている人もいるのでは？ その考え、実に勿体無い！ ホテルに滞在する目的や利用方法によっては「高いコスパ」を発揮するクラブフロアについて、予約時に注意するポイントを踏まえて紹介します。
そもそもクラブフロアとは？
全てのホテルでは無いものの、いわゆる高級ホテルには、普通の部屋を予約しただけでは入場することができない「クラブフロア」（ホテルによってはエグゼクティブフロアなどの呼称もあり）というものがあります。入場するためには、専用のプランや入場可能な客室で予約する必要があり、普通の客室を予約するより1室あたり10,000〜30,000円程度値上がりするものがほとんど。「そんなに値上がりするなら普通の客室でいい」と思った方、この記事を読めば納得のコスパと感じるかも？ ちなみに当ブログのオーナーである私は「都内ホテルに滞在するなら値上がりしてもクラブフロア」と考えているほど抜群のお得な体験ができます。
専用チェックインカウンターで混雑知らず！
せっかく高級ホテルに泊まるなら滞在時間目一杯ホテルに滞在したいと思い、チェックイン開始時間と同時にホテルに訪れた人ならわかると思いますが、「考えることは皆一緒」です。大体14〜16時前後はチェックインカウンターに人が集まり、高級ホテルでも待たされることがしばしば。その点、クラブフロアの客室を予約していれば、一般予約とは別に専用のチェックインカウンターがあり、ウェルカムドリンクとともにソファに座りながらホテルスタッフが全て対応してくれるホテルもあるほど。後述する飲食なども魅力なのですが、この「VIPとして迎えてくれている」感じ、個人的にかなり気に入っているポイントです。
- 予約時の注意ポイント：通常チェックインとは全く異なる場所にある場合があり、予約時にどこでチェックインするのか確認しておくと、さらにスムーズかつスマートにチェックインできます。
専用ラウンジでの飲食が無料！
なんといってもクラブフロアに泊まる最大の魅力はこの「ラウンジでの飲食が無料」ということでしょう。しかも、ホテルによっては「普通に夕食として楽しめる」レベルの内容が揃ったラウンジがあることも。シャンパンや赤白ワイン、ウィスキー、各種カクテルなどが全て無料で飲み放題だったり、アペタイザーやコールドディッシュ、メインディッシュになり得るホットディッシュ、チーズ類なども無料。ホテル内のコース料理などを提供する専用レストランに比べたら質は落ちますが、カジュアルにホテル内で食事を楽しみたいという人なら十分満足できる内容。5つ星クラスで普通に飲み食いしようものなら通常は1名あたり20,000〜40,000円前後するので、無料でホテル内飲食を楽しめるのは大きなポイントです。
- 予約時の注意ポイント：最大の魅力であるからこそ、ホテルによって提供内容が大きく変わる箇所でもあり。ラウンジ内で飲食が提供される時間帯、内容などがどれだけホテル公式HP内に記載されているか（情報が少なければそこまで力を入れていない可能性あり）を確認しておくことが重要です。
例えば、私が実際に宿泊した「エグゼクティブハウス禅」のラウンジ内容は提供される料理や時間帯などが事細かく紹介されています。
アフタヌーンティーも無料！
「ヌン活」という言葉もできるほど、アフタヌーンティーが流行っている現在。見逃してはいけないのが、クラブフロアに泊まったらラウンジで提供されるアフタヌーンティーも無料であること。ホテルによってはアフタヌーンティーを提供しているレストランと同等の内容をラウンジで提供しているところもあり、5つ星クラスなら6,000〜10,000円前後するアフタヌーンティーが実質無料になります。
- 予約時の注意ポイント：「アフタヌーンティー」が提供されると記載があっても、3段式のセットが提供されるものだったり、ブッフェスタイルで好きなものを自身でとりに行くものだったり、お茶類とスナック類のみだったりと、飲食と同じくホテルによって提供内容が異なるポイント。「ヌン活」目的でラウンジを利用するなら、ホテルに直接電話で提供内容を確認するのがお勧めです（公式HPでも詳細が記載されていないことが多々あり）。
プールやジャグジーなどのスパ利用も無料！
プールやジャグジー、サウナなどの施設を備えているホテルなら、クラブフロアに泊まることで通常は有料となるこれらのスパ施設を無料で利用可能。部屋とクラブラウンジでの食事以外に、スパ施設も使えるとなると、ホテル内での体験がグッとワンランク上のものになること間違いなし！
- 予約時の注意ポイント：スパ施設を利用できると記載があっても、プールは利用できず大浴場のみだったり、逆にプールのみ利用可能、滞在中1回利用無料など、条件はホテルによって異なります。
滞在目的に合わせて優先順位を決めてリサーチするのがコツ
上記のようにホテルによってクラブフロアのサービスが異なり、全てが満たされるもの以外に一部のサービスだけ強化しているホテルもあり。泊まるだけでいいのなら当然クラブフロアより安い普通のフロアに泊まる方が良いですが、食事やドリンク、ホテル内スパなどをお得に体験したいならクラブフロアの方がだんぜんお得。ホテルステイの中でどこが最も重要なのか、自身の中で優先順位を決めてからホテルを探してみると、新たな世界が開けるかもしれません。
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