コスパ最強オールインクルーシブホテル 低価格で楽しめる沖縄エリアおすすめ3選

オールインクルーシブ

オールインクルーシブという言葉が近年注目度を上げています。言葉を分解すると、オール(全て)インクルーシブ(含まれている)という意味。特に旅行業界で使われている言葉で、昔は海外のリゾートで見かける言葉でした。近年、国内のホテルや旅館などでも見かけるようになっていますが、果たしてどこまで含まれているのか気になりますよね。今回は国内のオールインクルーシブの傾向と魅力、そしてオールインクルーシブを楽しめる施設の中でも、沖縄エリアに絞り比較的低価格帯で予約できるホテルを紹介します。

国内ホテルのオールインクルーシブ傾向

前述しましたが、オールインクルーシブとは、全て含まれているという意味。ホテルや旅館で使われる場合、その名の通り滞在での体験が宿泊料金に全て含まれているということになります。しかし、厄介なのがこの「オールインクルーシブ」という言葉は、定義が曖昧でルールが決まっておらず、人気の高まりもあり、「実はそうではない」ホテルや旅館でも使われ始めています

業界歴が長ければ、ホテルのHPを見ただけでも、どこまでが含まれていて、含まれていないものは何があるのかは判断がつくのですが、一般の方はなかなかわかりにくいのではないでしょうか。そこで、「オールインクルーシブ」という言葉を使っているホテルの中でも、大きく分けて2つに分かれている傾向をまとめました。

  • 完全なオールインクルーシブ:夕食、朝食、夕食時フリーフロー(飲み放題)、夕食時以外フリーフロー時間帯あり、館内アクティビティが宿泊料金に全て含まれている施設
    代表的な宿泊施設ブランド:クラブメッド系列
  • 疑問なオールインクルーシブ:公式HPでオールインクルーシブと謳っているものの、夕食付きプランで予約しないと夕食が含まれていなかったり、夕朝食、夕食時フリーフローは含まれているものの、それ以外は有料な施設

このブログでは前者の完全なオールインクルーシブを、「オールインクルーシブ」と表記するルールで運用しています。後者は夕食がなければ「全て」含まれていないですし、ただの飲み放題プランだったりしませんか? ちなみに、海外リゾートのオールインクルーシブはスパが受け放題なものもあったり、国内よりさらに充実しています。

オールインクルーシブの魅力と価格にこだわりたい理由

オールインクルーシブの魅力は、なんといってもホテルにチェックインしたら後は財布要らずで過ごせること。夕朝食はもちろん、夕食時のアルコール類含むドリンク、それ以外の時間帯でもビールなどが込み。さらには、卓球やその他のアクティビティも全て込み。ホテルによっては夕食時以外の軽食なども提供されたり、星空ツアーなどユニークなものも揃っていることがあります。※とはいえ、特別なワインや、モーターを使うマリンアクティビティなどは基本的に有料です。その点は予約前にしっかりとチェック!

そして、正直旅行者がこだわりたい点は、「宿泊料金」。ホテル内での基本的な体験が全て含まれているといっても、宿泊料金が超高額だったら意味がないと思いませんか? 1名あたり3万円以上するなら、別に全て含まれていなくても2万円程度の夕朝食付きの宿に泊まって、1万円追加で自由に使えば良い話。3万円どころか5万円以上するオールインクルーシブなところ、実は結構あるんです。この宿泊料金を含めて探すのも面倒だと思いますので、今回は沖縄エリア内かつ、2万円台以下でオールインクルーシブを楽しめるホテルをまとめました。

沖縄本島 沖縄最大級のプール、そしてマジックアワーが素敵な「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」

グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(提供:楽天トラベル)

夕景が美しいことで人気を集めた老舗のリゾート「残波ロイヤルホテル」がかつてあった場所に、2024年開業した「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」。沖縄最大級のプールや多彩なアクティビティ、大浴場、ラウンジなどなど様々な施設を備えた大型リゾートで、大人も子供も楽しめる内容になっているのがポイント。。正直旅行者の勝手なホテルランクとしては、“高級ではないけれど、ファミリーでカジュアルにリゾートを楽しめる”カテゴリーに入るホテル。気になるオールインクルーシブ内容は。

食事・ドリンク・プール・アクティビティ込み

グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(提供:楽天トラベル)

公式サイトや楽天トラベルなどで「オールインクルーシブ」と記載があるプランを予約すると、ラウンジやレストランでの飲食、アクティビティなど全部込み。その中で気になるポイントは、下記3点。

  • 温水対応や大人専用、子供が遊べるなど多彩なプール利用込み
    宿泊客以外だと5,000〜7,000円の利用料がかかるプールエリアが追加料金不要で利用可能。大人専用で静かな空間を楽しめる「ゆくるプール」や、一周約128mの「てぃんがーらプール」など温水対応で冬季でも楽しめるものから、水深0.25mで子供と一緒に遊べる「わらばープール」など多彩なプールが備わっています。このほか、大型スライダーやプールサイドバーなどもあります。
  • ホテルに隣接する「残波ビーチ」でのビーチアクティビティ利用込み
    ホテルの隣に「残波ビーチ」があり、ビーチでのアクティビティが追加料金不要で利用可能。すべて追加料金不要というわけではないものの、カヌー、スタンドアップパドルボード、ウォーターアスレチックの3つはオールインクルーシブの対象となっていて、問題なくリゾートを楽しめるのがポイント。
  • 1階「THE LOUNGE(ザ ラウンジ」でのドリンク込み
    ホテル1階にあるラウンジでは、スパークリングワインや赤・白ワイン、コーヒー、紅茶などが提供されていて、追加料金不要で利用可能。21〜23時の間にはウイスキーや焼酎や軽食も提供されているので、1日の終わりのチルタイムに利用してみるのもあり。

このほか、ブッフェレストランでは、ゴーヤチャンプルーや沖縄そば、ラフテー、ビーフバーガー、ローストビーフなどの食事だけでなく、夕朝食どちらもスパークリングワインなどを含むドリンクが飲み放題(フリーフロー)。さらに、沖縄のホテルにしては珍しく「大浴場」を備えていて、露天風呂や内湯、サウナなどを追加料金不要で楽しめるのも見逃せません。

気になる宿泊料金は1万円台

2025年9月現在、一休.comや楽天トラベルなどいわゆるオンライン旅行会社(OTA)と呼ばれるところでプランを検索すると、1名あたり13,000〜19,000円前後で予約できるプランが見つけられます。沖縄最大級のプールやアクティビティ込みのビーチであそびつくせ、夕朝食時はアルコール類も飲み放題で、ラウンジではお酒や軽食も楽しめて…。本当にこんな値段で泊まって良いのか?と思えるコスパの良さです。

石垣島 八重山諸島観光の拠点にもなる「THIRD石垣島」

THIRD石垣島(提供:楽天トラベル)

離島ターミナルまで徒歩約1分の場所に佇み、竹富島や小浜島、西表島など自然豊かな八重山諸島を巡る拠点としておすすめできる「THIRD石垣島」。大型ホテルと比べるとホテル内の施設・サービスの充実度は劣るものの、オーシャンビューのルーフトップテラスがあるなど、ゆったりと過ごせる施設は備わっているのがポイント。正直旅行者の勝手なホテルランクとしては、“高級とは言えないが、家族や友人同士で周辺観光含めてアクティブに楽しみたい人ならおすすめできる”カテゴリーに入るホテル。その気になるオールインクルーシブ内容は。

食事・ドリンク・ルーフトップテラス・ブックラウンジ込み

THIRD石垣島(提供:楽天トラベル)

公式サイトや楽天トラベルなどで「オールインクルーシブ」と記載があるプランを予約すると、レストランでの飲食やドリンクなど全部込み。その中で気になるポイントは、下記3点。

  • 夕食と朝食だけでなくチェックイン前のランチも込み
    6:30〜9:30の朝食のほか、15:00〜21:00の間はフードをいつでも何度でも好きなものを好きなだけオーダー可能。また、通常、チェックイン前にサービスを受けられるホテルは少ないものの、このホテルは宿泊予約当日であれば、チェックイン前にランチを追加料金不要で楽しめるのがポイント。食事のラインアップも充実していて、15時からは冷麺や八重山ソーキそば、沖縄タパス、島豚ソーセージ、ガーリックシュリンプ、フリット、チーズなどがずらり。デザートまで揃って、これらが追加料金不要で営業時間内であればいつでも好きな時に好きなだけ食べられるのは見逃せません。
  • 朝から夜までビールなど含むドリンクが飲み放題(フリーフロー)
    カフェ&バーの営業時間内であれば、ドリンク類も好きな時に好きなだけ楽しめます。朝は6:30〜9:30、ランチは12:00〜13:30、ディナーは15:00〜21:00の間にドリンクを楽しめます。シークワーサーなど沖縄ならではのソフトドリンクのほか、ノンアルコールカクテル、オリオンビール、泡盛、オリジナル漬け酒、カクテル、スパークリングワイン、赤・白ワインなど多彩なラインアップが揃っています。また、21:00〜22:30はラインアップが少なくなるものの、オリオンビールやハイボールなどをオーダーでき、客室へのテイクアウトも可能です。
  • ドリンク片手にルーフトップテラスでの星空鑑賞も込み
    ルーフトップテラスは宿泊客であればいつでも利用可能。朝には輝く石垣島の海、夜には輝く満天の星を眺めることができます。カフェ&バーで頼んだドリンクの持ち込みや朝食の持ち込みも可能なので、晴れた日は是非活用することをおすすめします。

このほか、館内にはブックラウンジがあり、約700冊の本の中から好きなものを選んでソファや椅子、琉球畳でくつろぎながらのステイを楽しめます。

気になる宿泊料金は2万円台

2025年9月現在、一休.comや楽天トラベルなどいわゆるオンライン旅行会社(OTA)と呼ばれるところでプランを検索すると、1名あたり22,000〜24,000円前後で予約できるプランが見つけられます。アルコール類も飲み放題で食事も食べられて…。本当にこんな値段で泊まって良いのか?と思えるコスパの良さです。

石垣島 正直旅行者の最もおすすめ「クラブメッド・石垣島 カビラ」

クラブメッド・石垣島 カビラ(提供:楽天トラベル)

「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にて3つ星を獲得した「川平湾」から車で約10分と、美しい景勝地に佇む「クラブメッド・石垣島 カビラ」。正直旅行者の勝手なホテルランクとしては、“高級ではないけれど、カジュアルに海外リゾート感を楽しめる”カテゴリーに入るホテル。そして実はこのホテル、冒頭で述べた「完全なオールインクルーシブ」を体現していると言えるホテル。本記事の3つのホテルの中では、最もおすすめ。その気になるオールインクルーシブ内容は。

食事・ドリンク・館内&野外アクティビティ・エンタメ込み

クラブメッド・石垣島 カビラ(提供:楽天トラベル)

朝・昼・夕のレストランでの飲食が含まれているのは当然、そのほか、館内と野外のアクティビティも追加料金不要(モーターを使うものなど一部除外)で、ホテル内でのショーも込み。その中で気になるポイントは、下記3点。

  • 沖縄ならではでの食事&国際食豊かな食事がいつでもいくらでもオーダー可能
    クラブメッドのレストランは1日中いつでもアクセス可能。毎日テーマが変わる国際色豊かなブッフェで、連泊しても飽きない工夫がされているのがポイント。もちろん、沖縄ならではの食材も活用されていて、沖縄に旅行に来た価値も感じられます。いつ訪れてもいくら食べても追加料金不要なので、飲食代が別途必要になることはありません。
  • レストランでのドリンクやバーでのアルコール、軽食も込み
    ブッフェレストランだけでなく、バーでのアルコール類含むドリンクや軽食も追加料金不要(一部特別なドリンクを除く)。また、夏季限定ですがビーチフロントにビーチバーがオープンします。もちろんこのビーチバーでのドリンクも追加料金不要。
  • 海だけでなく陸のアクティビティも込み
    足漕ぎカヤックやクリアカヤック、ウィンドサーフィン、シュノーケリング、スタンドアップパドルサーフィン、プールでのアクアフィットネスなどのアクティビティが追加料金不要。さらに、アーチェリーやマウンテンバイク、テニス、空中ブランコなど陸のアクティビティも追加料金不要です。ここまでのアクティビティが揃っていて、追加料金不要なホテルは貴重。

他にも、毎晩行われるシアターエリアでのショー、三線のレッスン、G.O(ジーオー)と呼ばれるホテルスタッフとの交流などなど語り尽くせない内容が全て含まれています。

気になる宿泊料金は1〜2万円台

2025年9月現在、一休.comや楽天トラベルなどいわゆるオンライン旅行会社(OTA)と呼ばれるところでプランを検索すると、1名あたり16,000〜23,000円前後で予約できるプランが見つけられます。飲食だけでなく海と陸の遊び、ショーまで含まれて…。本当にこんな値段で泊まって良いのか?と思えるコスパの良さです。むしろ沖縄でこのコスパを超えるオールインクルーシブは無いと断言できるほど。ぜひ一度ご検討あれ。

今後出てきたら追加予定!

宿泊料金が上がればもっと良い体験ができますが、コストパフォーマンスで考えると、沖縄エリアでおすすめできるのは現状だと上記の3つ。宿泊料金やオールインクルーシブ内容は変更になることもあるので、新たな候補が出てきたら追加していきますのでお楽しみに!

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